炭水化物を摂っても意外と体重が増えない理由【6つ】PFC

結論ですが

炭水化物をたくさん摂っても体重が増えない理由として「体温が上がること」「活動量が増えること」「満腹になること」などがあります。

この記事は「スポーツを趣味にしている」ヒトに向けて書いています。
食事・栄養に対する疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「炭水化物と体重変化」についてわかります。

炭水化物をたくさん摂っても意外と体重が増えませんが、どうしてですか?

このような疑問にお答えします。

自分自身、ランニングが趣味で、マラソン大会によく出場しています。
タイムを上げるために日々トレーニングに励んでいます。

マラソン競技において、タイムを少しでも上げるために、日々の練習をがんばっているランナーは多いかと思います。

マラソン競技でタイムを上げる上で、様々な要素が重要になります。
トレーニングはもちろん重要ですが、食事・栄養、リカバリーも同じような大切です。

栄養面では、とくにPFCといわれる三大栄養素であるたんぱく質・脂質・炭水化物の3つが特に重要です。
マラソンなどの持久系競技では、炭水化物・糖質や脂質によるエネルギー補給が非常に大切になります。
エネルギー切れを起こさないように、炭水化物をたくさん食べる「食トレ」を行うアスリートは多いのではないでしょうか。
炭水化物をたくさん食べている人には経験があるかと思いますが、意外と体重は増えてきません。

炭水化物をたくさん摂っても意外と体重が増えませんが、どうしてですか?

ということで、今回は「炭水化物と体重変化」について説明していきます。

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まとめ

1.体温が上がること

炭水化物をたくさん摂っても体重が増えない理由として「体温が上がること」があります。

我々の体温は、皮下脂肪・内臓脂肪などの体脂肪から熱が産生されます。
そして、筋肉や肝臓においても熱が産生されて、体温が維持されています。

とくに筋肉や肝臓では、糖質をエネルギー源として利用して、熱が産生されます。
炭水化物・糖質を多く摂取することによって、筋肉や肝臓での熱産生が活発化するため、体温が少しだけ上昇します。
体温が上がる分、エネルギーが消費されるので、摂取カロリーが一緒であれば体重は増えないどころか体重は減少することになるでしょう。

ちなみに、冷え性だったり、寒さに弱い人では、体脂肪不足だけでなく、炭水化物・糖質不足で筋肉や肝臓での熱産生が足りていない可能性があります。
炭水化物・糖質を十分に摂取することによって、冷えや寒さに強い体になるでしょう。

炭水化物をたくさん摂っても体重が増えない理由として「体温が上がること」があります。

2.活動量が増えること

炭水化物をたくさん摂っても体重が増えない理由として「活動量が増えること」があります。

炭水化物・糖質をたくさん摂取すると、運動に必要なエネルギーがたくさんある状態になります。
エネルギーが満ち溢れた状態で、日々のトレーニングを行うと、エネルギー切れを起こさずに走れますし、いつもより高い出力を出しやすくなるでしょう。
必然的に、運動やトレーニングにおける出力レベルは増えるため、消費カロリーは増えるでしょう。

また、日々の生活の中でも、エネルギー切れで疲れやすい状態がなくなり、活動的に生活できるようになるでしょう。
ちなみに、ブドウ糖は脳のエネルギー源であり、勉強や知的な作業などの効率もあがりますし、消費カロリーも増えるでしょう。

つまり、炭水化物・糖質を十分に摂取することによって、運動の出力が上がり、日々の活動量は増えるため、消費カロリーは増えるため、炭水化物・糖質をたくさん摂取しても体重は増えない状態になるのです。

炭水化物をたくさん摂っても体重が増えない理由として「活動量が増えること」があります。

3.満腹になること

炭水化物をたくさん摂っても体重が増えない理由として「満腹になること」があります。

実際にやってみるとわかるのですが、炭水化物・糖質をたくさん摂取しようと思うと、満腹中枢が刺激されて、そこまで多く摂取できないです。
炭水化物・糖質のみを沢山食べようとしても、血糖値の上昇を脳が感知して、食欲のストップを出すため、実際にはそこまで多く食べ過ぎることはありません。
むしろ、食欲が低下するため、余計な間食などを食べることはなくなるため、体重は増えないです。

ただし、糖質だけでなく脂質も一緒に摂取すると、なぜか満腹感をそこまで感じずにペロリと食べられます。
糖質と脂質の組み合わせは、めちゃくちゃ美味しいものが多いため、食欲のストップが効かず食べ過ぎてしまい、最強に体重が増加しますので注意が必要です。

炭水化物をたくさん摂っても体重が増えない理由として「満腹になること」があります。

4.代謝が活発になること

炭水化物をたくさん摂っても体重が増えない理由として「代謝が活発になること」があります。

炭水化物・糖質は、我々の体を動かすエネルギー源となります。
糖質があることによって、体の中の細胞レベルでの代謝活動が活発化します。
代謝が活発化すると、消費エネルギー・消費カロリーは増加するため、体重は増えないでしょう。

また、体内の糖質が十分にあることによって、脂質がエネルギーとして使われやすくなります。ちなみに、マラソンなどの持久系競技では、脂質をいかにしてエネルギー源として使用するかが長時間の運動を続ける上で重要になります。
糖質の蓄えが十分にあることによって、脂質がエネルギー源として使われやすくなります。
日常生活の中でも、脂質が燃焼しやすい状態になるため、体重は思ったほど増えることはないでしょう。

炭水化物をたくさん摂っても体重が増えない理由として「代謝が活発になること」があります。

5.糖質を利用しやすくなること

炭水化物をたくさん摂っても体重が増えない理由として「糖質を利用しやすくなること」があります。

炭水化物・糖質をたくさん摂取すると、運動に必要なエネルギーがたくさんある状態になります。
エネルギーが満ち溢れた状態であれば、糖質をエネルギー源として使用しやすくなるため、糖質の消費量が増えるので、体重は増えることはそれほどないでしょう。

反対に、糖質が不足した状態が続くと、体内でエネルギーを温存しようとする方向になってしまいます。すると、糖質をあまり使わないような体質となってしまい、糖質の消費量は落ちてしまいます。できるだけ、エネルギーを体内に蓄えようとするため、結果として体重が落ちにくい体質となるのです。

炭水化物をたくさん摂っても体重が増えない理由として「糖質を利用しやすくなること」があります。

6.便通が良くなること

炭水化物をたくさん摂っても体重が増えない理由として「便通が良くなること」があります。

正確にいうと、炭水化物は「糖質」と「食物繊維」のことを指します。
炭水化物をたくさん摂取すると、必然的に「食物繊維」の摂取量も多くなります。
食物繊維は、腸内細菌のエサとなります。また、消化管を刺激し腸の蠕動運動を促してくれます。さらに、不溶性食物繊維は便を柔らかくする効果もあるため、腸内環境を整えてくれます。

腸内環境が整うと、便通が良くなることはもちろんのこと、心身ともにコンディションが整い、体の代謝が活発化してくれます。

なお、便秘などを解消してくれて、腸内に余分なものを残さないため、腸内に蓄積していた便の分だけスッキリと出るため、その分一時的ではありますが体重も減少するでしょう。
ただし、体内の便は毎日作られたり排出されたりを繰り返しており、長期的には減量効果を期待しない方がいいです。

炭水化物をたくさん摂っても体重が増えない理由として「便通が良くなること」があります。

まとめ

今回は「炭水化物をたくさん摂っても体重が増えない理由」についてみてきました。

この記事によって「炭水化物をたくさん摂っても体重が増えない理由」についての理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。

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