乳酸は疲労物質なのか?【マラソントレーニング】

結論ですが

乳酸は、体内で糖質を分解してエネルギーを作る際に生成される物質です。

この記事は「マラソンを趣味にしている」ヒトに向けて書いています。
マラソントレーニングに対する疑問・悩み・不安などが解決できればと思っています。
この記事を読むことで「乳酸」についてわかります。

乳酸って、結局疲労物質なのですか?

このような疑問にお答えします。

自分自身、ランニングが趣味で、マラソン大会によく出場しています。
タイムを上げるために日々トレーニングに励んでいます。

マラソン競技において、タイムを少しでも上げるために、日々の練習をがんばっているランナーは多いかと思います。

トレーニングを行っているときに、疲れて動けないなんてことは多いかと思います。
以前であれば、乳酸が疲労物質だと考えられていて、乳酸によって疲労が引き起こされるなんて言われていました。

では、本当に乳酸は疲労物質なのでしょうか?

ということで、今回は「乳酸」について説明していきます。

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 まとめ

※乳酸について
1.乳酸とは
2.乳酸の働き
3.乳酸は原因ではなく結果

1.乳酸とは

乳酸は、体内で糖質を分解してエネルギーを作る際に生成される物質です。

糖質を代謝するときに、「解糖系」によって「ATP」というエネルギー通貨が作られます。
そのときに「ピルビン酸」が産生され、ミトコンドリア内で「アセチルCoA」という物質に変換し、有酸素エネルギー代謝で膨大なエネルギーが生み出されます。


とくに激しい運動や酸素が不足する場面で、有酸素代謝が間に合わず、ピルビン酸から乳酸が産生し、血中の乳酸濃度が高まります。

乳酸は、体内で糖質を分解してエネルギーを作る際に生成される物質です。

2.乳酸の働き

乳酸の働きは、エネルギー産生、血管新生、傷の修復促進、ミトコンドリア新生、遺伝子発現調節などがあります。

乳酸は、細胞内で「ピルビン酸」に変換され、ミトコンドリア内で「アセチルCoA」という物質に変換し、再びエネルギー源として利用されます。

他にも、乳酸には、血管新生、傷の修復促進、ミトコンドリア新生、遺伝子発現調節などの働きもあるとされています。

3.乳酸は原因ではなく結果

乳酸は「原因」ではなく「結果」です。

血中の乳酸濃度が高まると、疲労していることから、以前は「乳酸が疲労物質の原因」だと考えられていました。
しかし、代謝経路の中で「乳酸」はエネルギーを産生するために重要な物質です。
乳酸を再利用してエネルギーを生み出しますが、運動の強度が高くなると、その対応が追いつかず、血中の乳酸濃度が高まる「結果」になるのです。
そのため、強度の高い激しい運動をすると、疲労するとともに乳酸濃度が高まる状態になるのです。

乳酸は「原因」ではなく「結果」です。

まとめ

※乳酸について
1.乳酸とは
2.乳酸の働き
3.乳酸は原因ではなく結果

今回は「乳酸」について説明しました。

この記事によって「乳酸」についての理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。「宮の沢スマイルレディースクリニックホームページ」
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