食欲がないときにオススメの食べ物|夏バテに負けずしっかりと食べる

・夏バテ気味で食欲がないです。
・食べたいのに、なかなか食が進まないです…
・食欲がないときには、どのような食べ物がいいですか?

この記事を読むことによって、食欲がないときにオススメの食べ物について分かります。

私はドクターランナーの立場として、トレーニング内容だけでなく食事・栄養バランスなどを記録して研究してきました。
自分自身を実験台にした結果、食事の内容が「走りの調子」と強く関係することを実感しております。

とくに暑い夏場は、食欲が下がってしまい、調子が上がらないランナーは多いです。
食事が十分に摂れないと、相対的エネルギー不足、貧血、低タンパク血症などの不調にもつながります。

速く走るためには、しっかりと食事を摂取して、エネルギーをチャージすることが大切です。
トレーニングで体を動かすエネルギー源にもなりますし、トレーニング後の体づくりにも食事は非常に大切です。

夏バテ気味で食欲がないときに、食事はどのようにすればいいですか?

今回は「食欲がないときにオススメの食べ物」について説明します。

消化に良い食べ物

食欲がないときにオススメの食べ物として「消化に良い食べ物」があります。

胃や腸などの消化器官に負担の少ない、消化しやすい食べ物についてみていきましょう。

麺類

消化に良い食べ物として「麺類」があります。

とくに、夏の暑い日には、のど越しが良く冷やして美味しい「そうめん」や「うどん」「冷やし中華」などがオススメです。
個人的には、アミノ酸スコアの高い良質なタンパク質を含む「そば」はイチオシです。

他にも、「ラーメン」「パスタ」などがありますが、具材やメニューによっては油が多く含まれるため、消化に負担がかかってしまう可能性があります。
食べやすい麺類を選ぶといいでしょう。

柔らかいデザート

消化に良い食べ物として「柔らかいデザート」があります。

とくに、「ヨーグルト」「ゼリー」「プリン」などの柔らかいデザートは食べやすいかと思います。
個人的には、タンパク質を補いたいときには「ヨーグルト」、糖質を補いたいときには「ゼリー」を食べるようにしています。
ただし、生クリームがたくさん使われていたり、クッキーなど他の素材が使われている場合には、消化に負担がかかってしまう可能性があるので注意しましょう。

果物

消化に良い食べ物として「果物」があります。

夏の暑い日には、「スイカ」「メロン」などは、汗で失われがちな水分やミネラルも一緒に摂取できるのでオススメです。
また、「バナナ」「りんご」「もも」などは、食べやすく、ビタミンも摂取できます。

ただし、柑橘系の果物は、刺激が強いため、なかなか食が進まない可能性があるので注意が必要です。

食べやすい形状

食欲がないときにオススメの食べ物として「食べやすい形状の食べ物」があります。

食欲がないと、固形物を噛むことすら億劫になるため、食べやすい形状というのが大切になります。
食べやすい形状の食べ物についてみていきましょう。

おかゆ

食べやすい形状の食べ物として「おかゆ」があります。

おかゆとは、米を多めの水で柔らかく煮込んだ料理のことです。
お米が柔らかく、あまり噛まないでも食べることができ、消化に良いです。
水分を多く含んでいるため、水分補給にもなります。
さらに、米と水の割合によって、「全粥」「七分粥」「五分粥」「三分粥」「重湯」など、柔らかさを調整することができます。

液体飲料

食べやすい形状のものとして「液体飲料」があります。

液体になっているドリンクであれば、噛むことは必要なく食べることができます。
食欲がないときには、エネルギーが不足しがちです。
水やお茶ではなく、栄養やカロリーを含む飲みものを選ぶと良いでしょう。

スポーツの時には、スポーツドリンク、液体飲料、液体のサプリメントなどが良いでしょう。
また、普段の食事の食材を使って「スムージー」にして摂取しても良いです。

糖分を摂取したいときには「ジュース」、タンパク質も摂取したいときには「牛乳」「豆乳」などを利用するのも良いでしょう。

ゼリー飲料

食べやすい形状の食べ物として「ゼリー飲料」があります。

スポーツ用のゼリー飲料はたくさん売られています。
10秒でチャージ出来るもの、パウチになっており走りながら摂取しやすい、エナジージェルなどあります。

運動中の水分やエネルギー補給だけでなく、食欲がないときにはゼリー飲料を利用してもいいでしょう。

食欲を上げる工夫

食欲がないときには「食欲を上げる工夫をすること」が大切です。

夏の暑い日にも、食欲を上げるような工夫についてみていきましょう。

酸味のあるもの

食欲を上げる工夫として「酸味のあるものを使うこと」があります。

お酢、梅干し、レモンなど酸味のある食材を料理に加えるといいでしょう。
酸味によって、唾液の分泌が促されて、食欲が上がります。

香りの良いもの

食欲を上げる工夫として「香りの良いものを使うこと」があります。

大葉、ねぎ、しょうがなど香りの良いものを使うことで食欲がそそられます。
意識的に、料理に薬味を加えてみるといいでしょう。

好きな食べ物を選ぶ

食欲を上げる工夫として「好きな食べ物を選ぶこと」があります。

食欲がないときこそ、自分が好きな食べ物、好物を選ぶといいでしょう。

食欲がないときには、食事量が落ちて、エネルギーが不足しがちです。
多少ジャンキーなものであっても、食が進むものであれば、摂取してもいいかと思います。

まとめ

今回は「食欲がないときにオススメの食べ物」について説明しました。

食事・栄養は、ランナーやアスリート、スポーツ選手にとって、非常に重要です。

夏バテ気味で、食欲が落ちて、食べる量が少なくなると、エネルギー不足から速く走ることができません。
この記事を参考に、食欲が下がりがちな夏場を乗り切って、マラソンの自己ベストを更新する人が一人でも多くなることを願っています。

この記事によって「食欲がないときにオススメの食べ物」についての理解が深まり、一人でも多くの人に役立つことを願っています。

この記事の著者

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